2020年4月開校の、東京国際工科専門職大学、工科学部・情報工学科で講師を務めることになりました。

スタートからコロナの影響でオンライン講義ですが、これまでの知見を若い人たちに伝えられるのがうれしく、頑張って行こうと思います。

担当科目

「企画・発想法」。フリーのプランナーとしては部下もいないため、ノウハウをこのまま一人でしまい込むのはもったいないなー、と思っていたところだったので、本当に良かった。

内容は、様々なアイディア出しのツール(ブレインストーミングやらマンダラートやらお聞きになったことがあるかもしれませんが)の成り立ちを知り、実際にグループで実践、形にしていく、というのが主なもの。

発想は筋肉だ

アイディアがポンポン出る人は、もちろん向き不向きはありますが、多くは訓練。新しいことに興味を持ち、自分でも一度考える、というプロセスが自然にできれば、アイディアも自然に出てきます。

逆に、ボーっと情報を来るままに受け取っていては、自分の考えに結び付きません。

週に1回、ときどき宿題、という頻度でも、「どこに興味を持てばいいのか」「そこから何をフックに自分の考えを出せばいいのか」のノウハウを学べば、自然に「考える・生み出す」ことができる考え方が身に付きます。

あとは場数

新しい考え方を出す作業は、結構脳のエネルギーを消費します。効率的なエネルギーの使い方を覚えるには、やはり場数。色々と企画を考えるのが一番です。

自分は顧客からヒアリングをして、

  • 課題を見つける
  • 課題解決方法を考える
  • サービスフローに落とす

という作業を経て

  • 企画書作成&提示

に至ります。今は慣れてきて、場合によっては数時間でいきなりサービスの企画書を書くこともありますが、「何十年の訓練期間+数時間」ということになります。それまで、たくさんの企画を考えて紙に落としたり実際に作ったりしてきたから、の数時間。

とにかく考えて紙に落としていくこと。これにつきます。

でも、失敗も空振りも含めての何十年なので、失敗を回避する方法をお伝えできれば、効率的な学びにつながる、と考えています。

学科の案内はこちら